アマモ場の生き物たち（4-10）

河口域から沿岸部にかけて広がるアマモの群落は、海の生き物たちの隠れ家や餌場、産卵や育成の場として非常に重要な環境です。この水槽ではアマモ場を再現し、そこに生きる生き物たちを展示しています。

アマモ場の生き物たち（4-10）

こぼら	ぼら	くろさぎ
しろぎす	よめひめじ	きゅうせん
くろいしもち	かみなりべら	ほうぼう
ちゃがら	あみめはぎ	よそぎ
くつわはぜ	ほしのはぜ	にじぎんぽ
ほんべら	まなまこ	とげもみじがい
たつなみがい	まがきがい	おおばろにあ
あまも

コボラ

ボラ科生息地：千葉県以南の太平洋岸、日本海、インド洋、太平洋、紅海河口近くの沿岸域やサンゴ礁などに生息します。群れで川を遡上することもあるそうです。藻食性で、岩などに付着した藻類を食べます。水槽内では頭を横に振りながらアマモの葉に付いた藻類をはぎ取るようにして食べます。幼魚は潮間帯などにも見られると...

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ボラ

ボラ科生息地：北海道～九州南岸の日本海、東シナ海、太平洋沿岸、瀬戸内海、南西諸島、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島北緯５１度～南緯４２度の全世界の海域沿岸の浅場、河川汽水域、淡水域などで生息。日本では、古くから食用魚としてよく食べられてきましたが都市化や環境汚染の影響か、最近は臭みのある個体が多くなり...

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クロサギ

クロサギ科生息地：南日本、インド・西太平洋沿岸沿岸の砂地や岩礁域に普通に見られます。春には幼魚がイルカ水路に出現するそうです。砂を口に入れてエラから砂だけを出し砂の中に含まれる有機物を食べます。夜間は砂に潜って隠れながら休眠するそうです。この水槽のトップへ

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シロギス

キス科生息地：北海道南部～九州、朝鮮半島南部、台湾沿岸の砂地に生息しています。投げ釣りの対象魚として有名で食用魚でもあります。海では、太陽光が当たると体が青く光って見えることがあります。砂中に生息するゴカイ類などを食べます。鹿児島では「カワギス」「キスゴ」などと呼ばれます。体長は最大で３０ｃｍ程にな...

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ヨメヒメジ

ヒメジ科生息地：八丈島、茨城県～九州南岸・屋久島の太平洋沿岸沿岸浅所の砂地や砂利底の海底付近に生息します。下顎の下部にヒゲ様の感覚器官がありこれを動かして砂中に隠れている餌を探して食べます。まとまって漁獲されることはないですが食用にもされ美味だそうです。この水槽のトップへ

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キュウセン

ベラ科生息地：沖縄を除く佐渡島、函館以南、朝鮮半島、東シナ海沿岸浅所の岩場から砂地にかけて生息します。メスからオスへと性転換し成長とともに体色が変化します。メスは全体に肌色～暖色で９本の縦じまがあることが名前の由来になっています。オスは全体に緑がかった色あいです。夜は砂に潜って休眠するそうです。メス...

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クロイシモチ

テンジクダイ科神奈川県以南、台湾、南シナ海などに分布内湾の転石の多い砂泥底に生息砂地の人工物や港近くのロープの周りなどでもよく見られます。体は丸みを帯び体高がやや高くテンジクダイ科としては大きめの10ｃｍ程になります。肉食性で、小魚や甲殻類などを捕食します。この水槽のトップへ

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カミナリベラ

ベラ科千葉県以南　インド・西太平洋域に広く分布岩礁域に生息し、タイドプールにいることもあります。全長は10ｃｍ程で、オスは頬に青色の縦線が1本あり。メスは体側に細長い黒斑があります。この水槽のトップへ

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ホウボウ

ホウボウ科生息地：北海道南部以南、黄海、渤海から南シナ海。水深25ｍから600m程の砂泥地に生息。稚魚は黒っぽい色ですが成長すると赤くなってきます。胸びれを広げると鮮やかな青緑色で英名の「Bluefin searobin」もここからついた名前です。胸びれの一部は足のようになっていてこれで海底を歩いた...

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チャガラ

ハゼ科生息地：青森県～鹿児島県長島の日本海・東シナ海沿岸、千葉県大原～三重県度会郡の太平洋沿岸、和歌山県田辺湾、瀬戸内海、朝鮮半島南岸、済州島沿岸の転石帯や岩場、アマモ場などに大きな群れをつくって生活しているそうです。浮遊性のハゼで、ふだんは底から少し離れたところを遊泳しています。幼魚の頃も群れをつ...

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アミメハギ

カワハギ科生息地：房総半島以南、朝鮮半島水深200ｍまでの浅い沿岸域のアマモ場等に生息。体長は7～8ｃｍ智度あまり速く泳ぐことはできないようですがゴカイやイソメ、小型の甲殻類などを上手に捕まえて食べるそうです。この水槽のトップへ

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ヨソギ

カワハギ科相模湾以南～インド・西太平洋域に分布小型で隊長は10ｃｍ程度浅海の砂・泥底、岩礁や人工物の周辺にいます。甲殻類やゴカイ類、貝類などを捕食します。この水槽のトップへ

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クツワハゼ

ハゼ科生息地：富山県及び房総半島以南、中国、台湾水深３～２０ｍの浅い岩礁地の砂だまりや転石砂底に生息しています。体に赤褐色や茶褐色、青輝色などの点があり、眼の後ろあたりからエラの上部にかけて暗褐色の縦線があることが特徴です。この水槽のトップへ

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ホシノハゼ

ハゼ科生息地：富山県、千葉県～九州、朝鮮半島沿岸温帯域に多い種で岩礁性海岸の砂底、砂泥底に単独でいることが多いそうです。体長は10ｃｍほど。甲殻類、多毛類、小魚などを捕食。この水槽のトップへ

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ニジギンポ

イソギンポ科生息地：日本の南部から朝鮮半島、西太平洋に広く分布体長は細長く８ｃｍ程。黒褐色で体側に暗色の縦帯、その上下に白色の帯があります沿岸の浅い岩礁域や藻場に生息し付着藻類や小型甲殻類を食べます産卵は初夏で、巻貝等の殻の内側に卵を産み付けます。この水槽のトップへ

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ホンベラ

ベラ科下北半島以南に分布体長は5～15ｃｍほど性転換をする魚でメスは地味な体色ですが性転換したオスは目立つ鮮やかな色に変わります。この水槽のトップへ

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マナマコ

マナマコ科生息地：北海道近海～九州、中国大陸、朝鮮半島沿岸日本に広く生息するナマコです。体長は最大３０ｃｍほどまでになるそうです。低水温を好み水温の高い夏は岩の隙間奥深くなどで夏眠に入るそうです。食用にもなるナマコですが赤っぽいアカナマコの方が値がいいそうです。この水槽のトップへ

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トゲモミジガイ

モミジガイ科生息地：本州中部以南～インド・西太平洋浅い砂浜や干潟、潮下帯などに広く生息。通常は砂や泥の中に棲み夜明けや夕方などの薄暗い時間帯に活動するとのこと。７～１０ｃｍ程度で体色は褐色～黒色。「カイ」と名付けられていますがヒトデの仲間です。この水槽のトップへ

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タツナミガイ

アメフラシ科生息地：インド～西太平洋、中部太平洋一見岩のようにも見えますがアメフラシに近い仲間の軟体動物です。内湾性の砂泥底～泥地、港内などに生息。雌雄同体で、ときに大発生し何十匹もが固まって交接したり連なって移動することがあるそうです。刺激を受けると紫色の汁を分泌し相手を威嚇するそうです。藍藻類を...

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マガキガイ

ソデボラ科生息地：房総半島以南猛毒で危険生物とされているイモガイの仲間に似ていますが全く違う仲間です。爪のような蓋でジャンプするように動く様子から鹿児島では「トッピナ」などと呼ばれます。大きな目玉の間からのびるゾウの鼻のような部分は「吻」といい長く伸びた先端に口があります。藻を食べて水槽を掃除してく...

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オオバロニア

バロニア科生息地：本州太平洋岸中・南部、南西諸島、八丈島浅い海のサンゴの隙間や岩陰などで見られる海藻です。丸いビー玉のような見た目で大きい物は4ｃｍ程にもなりますが体を構成している細胞は1個だけという単細胞生物です。このビー玉みたいな球形の膜は実は透明で中にに入っている暗緑色の液体の色が透けて緑のビ...

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アマモ

アマモ科生息地：北海道～鹿児島湾河口の近くの汽水域の砂泥底に群生しています。藻場同様に、生き物の餌場、繁殖場、隠れ場となり海のゆりかごと言われる重要な存在です。護岸工事や埋め立てなどにより多くが失われましたが近年は保護活動によって回復傾向にあるそうです。この水槽のトップへ

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