
ゴマフアザラシ
鹿児島水族館いおワールドの生き物たちの簡単な紹介ガイドです。順路通りだと最後になる1階の水槽にいる生物たちの紹介をしています。


ゴマフアザラシは流氷を上手に利用しながら生活する海棲哺乳類で
北海道以北の北太平洋にのみ生息しています。
流氷の形成に合わせて回遊し
流氷がない時期には海岸に上陸しています。
体色は白っぽい銀灰色で、
体全体に黒い卵型の小さな斑点があるのが特徴です。
大きなものでは体長は1.8m、体重は110kgになります。
アザラシの仲間としては中型です。
流氷の上で出産と子育てを行うため
流氷が最も広がり安定する1月から4月が繁殖期です。
生まれて間もないアザラシの仔は
しばらく氷の上で生活し
流氷が溶けるとともに離乳します。
新生児は長くフワフワした白っぽい綿毛で覆われていますが
生後2〜4週間で生えかわります。
離乳した仔はヨコエビやオキアミ類を食べますが、
成長するにつれタラ類やニシンなどの群れを作る魚や
海底にいす魚やタコなどを食べるようになります。
水槽の水深は4m、水量は103トン
水温:11〜21℃(季節によって変化)
餌:オスのシシャモ、サバ、キビナゴ、ホッケ、イワシなどを
1日に4回、あわせて約4〜5kg与えているそうです。