アカハライモリ

アカハライモリ

アカハライモリの簡単な紹介です。

アカハライモリ

アカハライモリ

イモリ科

 

日本固有種で、本州や四国、九州、それら周辺の離島に分布しています。
また、鹿児島県以南の離島(奄美諸島や沖縄県)には
よく似た種のシリケンイモリがいます。

 

背中は黒く、お腹側は赤地に黒色のまだら模様が入りますが
地域によってその色や模様が異なり、
稀に全身赤色のまだら模様の個体が見つかることもあります。

 

お腹の赤色は警告色で、
皮膚にはフグ毒と同じテトロドキシンという
強い神経毒を持っていますが、
その量は少なく、人が食べたとしても死ぬことはないと言われています。

 

メスの尾は長く、先端まで同じ太さなのに対し、
オスの尾は短く、先端が細くなる点で見分けることができます。

 

また、オスは繁殖期になると尾や頭の周りの皮膚が
青紫色に染まります。

 

繁殖期は春から夏にかけてで、
オスはメスの前で尾を振るわせる求愛行動を
よく行います。

 

求愛がうまくいくとオスは精包を落とし
メスが拾い上げて体内に取り込みます。