北薩海域の生き物たち（4-2）

メバル科生息地：北海道南部〜九州、朝鮮半島南部沿岸の岩礁や藻場に生息します。水中で斜め上を向いて静止していることが多いですが逃げる時などは俊敏に動くそうです。従来「メバル」とされていたものが２００９年に「アカメバル」「クロメバル」「シロメバル」の３種に分類分けされました。この水槽のトップへ

スズメダイ科生息地：千葉県、秋田県以南、東シナ海浅海の岩礁域やサンゴ礁域に群れていることが多いそうです体色は深緑、茶褐色からかなり黒っぽいものまで個体差がありますが幼魚、成魚とも地味な色合いです。体長は10ｃｍほど。この水槽のトップへ

スズメダイ科生息地：千葉県以南、インド・西太平洋体側に大きな横帯が５本入り背側は黄色みがかっています。雑食性でなんでもよく食べます。サンゴ礁域の浅瀬に普通に生息しますが水温の高い時期には県本土でも多くの幼魚が観察されます。この水槽のトップへ

ハタ科日本から中国沿岸の温暖な海域に分布岩礁や砂礫底に生息鳥のキジのような模様なので「キジハタ」と名付けられたようです。西日本では「あこう」とも呼ばれています。肉食性で、小魚や甲殻類を捕食。性転換する魚として知られ成長に伴いメスからオスへと変化します。この水槽のトップへ

マダコ科東アジア沿岸の熱帯・温帯海域に広く分布大きさは最大で60cm前後、3kg以上になります。6〜9月の夏場が産卵期で寿命は2年〜数年と言われています。タコの心臓はエラの付け根とヒレの左右の計3個大型の甲殻類や貝などを捕食します。この水槽のトップへ

ナガウニ科生息地：本州〜九州、中国大陸中南部沿岸沿岸の浅所、藻場などに生息しています。ナガウニよりも潮通しの良い場所に生息することが多いです。全身濃い紫色をしています。棘は鋭いですが毒はありません。藻類を食べるので、藻類の繁茂する冬から春が旬となります。食用にもなり美味です。この水槽のトップへ

クロナマコ科生息地：房総半島以南〜九州背中は淡灰褐色で褐色の斑点があり腹部は白か淡灰褐色です。フジナマコという名前は体表が藤ノ木の皮に似ていることからついたと言われています。体長は20ｃｍほど。この水槽のトップへ

クロナマコ科世界中の温帯および熱帯の沿岸域に広く分布岩礁や砂礫底、サンゴ礁の間など浅い海底に多く見られます。デトリタスや微小な有機物を食べる「掃除屋」的な存在です。この水槽のトップへ

ヒトデ科東アジア、日本、韓国、中国沿岸の海域に生息海底で動き回って、貝類や海藻、小動物などを捕食します。再生能力が高く、切れた腕1本からでも体が再生する特徴を持っています。この水槽のトップへ

クシウミシダ科生息地：房総半島および本州西北端〜九州南端ウミシダの仲間はヒトデなどに近い動物で生きた化石と呼ばれることもあります。何十本もの腕を大きく広げて小さなプランクトンや懸濁物を捕らえて食べます。岩にくっついている植物のような見た目ですが時々泳ぐこともあるそうです。この水槽のトップへ

" alt="" />クシウミシダ科生息地：房総半島および本州西北端〜九州南端ウミシダ類は物にしがみつくための足である巻き枝がありますがコアシウミシダは小さな巻き枝が数本残っているだけでしがみつく力はありません。そこで、この種は物にしがみつかずに岩の割れ目などに潜んでいることが多いです。色彩はいろい...