テラマチオキナエビスの簡単な紹介です。

カイロウドウケツ
カイロウドウケツの簡単な紹介です。


カイロウドウケツ科
カイロウドウケツは円筒状の海綿で
1000m程の深海海底に固着して生活しています。
二酸化ケイ素(ガラス質)の骨格は繊細で美しく
「ガラス海綿」と呼ばれて高値で取引されたこともあったようです。
円筒の内部には広い胃腔があり
プランクトンなどの有機物粒子を捕食しています。
胃腔の中には「ドウケツエビ」と呼ばれる
小さなエビが棲んでいます。
ドウケツエビは幼生のうちにカイロウドウケツの中に入りこみ
そこで成長して網のすき間より大きくなり
死ぬまでドウケツの中で暮らします。
一つのカイロウドウケツの中で
雌雄一対のエビが共に暮らし
死ぬまでいっしょであることから
夫婦の絆が硬いことの象徴として
カイロウドウケツが結納の縁起物として使われることもあったそうです。